以前より導入するという風に言っておりました、BIAS FX。
たまたまPositiveGridの40%OFFのセールが開催中だったので、1万9000円程だったのと、今年は、自分の環境や機材などを新しくしながらしながらも、水面下で制作を続けることができるようにと、年間で機材やソフトウェアの購入計画を立てており、今年5月は、このBIAS FXを買うという風に昨年末から予定していました。
そんな偶然が重なり、私はそこそこお安い値段でこのBIAS FXを入手しました。
BIASは元々、その音の良さ、コストパフォーマンスの高さ、独自のネットワークサービス「ToneCloud」から、世界各国のアマチュアやプロのギタリストが音作りを行ったプリセットを入手出来るという点が人気であり、今、AmplitubeやGuitar Rigが定番とされていたアンプシミュレーター界の「新たな定番」になりつつあるアンプシミュです。
実際に使ってみた所、今まで様々なアンプシミュを転々と使って来た私でしたが、ここに来てやっとアンプシミュの到達点に達したという風に思いました。
音は歪ませた時、今まで使った中では一番綺麗な歪み方をしますので、誤魔化しがあまり効かなさそうに思いました。
今回、BIAS FXを購入したもう一つの理由、それは1本のギターで別のギターの音を再現して出すことが出来るGuitar Match機能が気になったからです。
これさえあれば、ストラト系ギターでフルアコっぽい音も出せますし、レスポール系ギターでテレキャスっぽい音も出せるようになります。
そりゃもちろん、実機の方がいい音がします。ですが、これは手持ちのギターの音を細部までBIASに解析させた状態で再現するので、かなり再現度が高いです。これがあるおかげで、今は「新しいギターが欲しい」とはあまり思わなくなりました。これで、まあ物欲に駆られることもなく音楽制作に集中できそうです。
良い買い物になったと個人的には思います。
今回、Starting Over 〜2020〜の現在の状態でのデモバージョンを公開しました。ギターとベースのアンプをBIAS FXに変えています。2月に公開した初期バージョンと比較してその音の違いを聴き比べてみてください。
多分、5月バージョンの方がギターの音は好みな方の方が多いのではないかと勝手に思っています。
プリセットでは、ToneCloudから仕入れたHR/HM系のギター音のプリセットに、アンプを変える、エフェクトのかかり具合を変えるなどして多少自分の手を加えています。
ちなみにですが、Lチャンネルのギターは、エピフォンSGリミテッドの音をフライングVのモデリングで、Rチャンネルのギターは、同ギターの音をES-335のモデリングに変えています。
バックのコーラスエフェクトの掛かったギターは、フジゲンのストラトの音をジャズマスターのモデリングに、ギターソロは、唯一2月バージョンと同じテイクを使用しており、こちらはPRS Custom24のモデリングに変えています。
それがあってか、一つの曲で多種多様なギターの音を楽しむことが出来ます。