このFXpansion BFD 3は、生ドラムの音源です。
有料の生ドラム音源には、BFD以外だとAddictive Drums、Superior Drummer、EZDrummer、MODO DRUM、Steven Slate Drumsなどがあります。
私がこれらの音源のデモを聴く中で、一番完成度が高いのがSuperior Drummerだと思っています。私がそれまで使用していたのは、KOMPLETEの無印以降にバンドルされているStudio Drummerという音源です。これも中々良い音がしますし、それぞれのドラム音源のMIDIマッピングで作れるので、他の音源への移行や他からの移行の際、そのままのマッピングで使えます。
私が思うに、先述の有料音源の中で負荷が軽いのはAddictiveだと思います。既に作り込まれた音が使えるのが売りで、昔のアニソンやボーカロイドの曲でもよく使われています。
Addictiveはリアルさよりもサウンド面が重視されていると思います。
今回購入したBFDは基本的にはリアルさ重視、購入検討商品として最後まで残ったSD3はサウンドとリアルさ重視です。
サウンドがカッコ良くてもリアルさの欠けている音源は、ゴーストノートなどの細かい部分での表現力が落ちます。
リアルさが追求されていてサウンド面が欠けている音源は、マイクのことやドラムパーツ、EQ、コンプ、位相の知識を詳しく理解していないと扱うのが難しく、完全に上級者向けです。ですが、それらの知識があれば、打ち込みでありながら生演奏に近づきます。
この二つを上手い具合に持ち合わせている音源が、Superior Drummerだと個人的に思っています。
しかし、Superior Drummerは値下げの幅が狭いです。常に3万円代後半〜4万円代前半で売っています。今回購入したBFDは基本的に4万円くらいで時々2万円程度で買える時があります。ちなみに私は、BFDを1万7千円程度の頃に購入しました。
私は現在、CLA MixHubというプラグインをドラムのミキシングの時に愛用しています。BFDと相性がよく、音が太くなりパンクロックなどに合うようなドラムの音になります。
ドラムミキシングは勉強になると思います。