まず、この曲は2022年に入って取りかかった3曲目の曲です。
tasshyサウンドの要となるギター、ベース、ドラムに加え、ピアノ、ストリングスが乗る華やかなポップチューンで、学内のコンペに出そうとした楽曲でもあります。
学内コンペでは、本名を使って出品しなければならなく、作っていくうちに、この曲は本名で出すものじゃないと思った私は、コンペに出すのを辞め、tasshyの楽曲として発表することにしました。
ピアノ、ストリングスといえば、私の別プロジェクトであるProject-ProtoLineの楽曲で主に夏惟がアレンジを担当する部分で、そして楽曲内で活躍している楽器達ですが、今回、学内コンペに個人で出そうとしていたという背景もあって、夏惟の力を借りず、経験を基に自分でアレンジしました。
この曲を作りはじめた時、北京オリンピックで各国の選手が活躍する様子に触発され、浮かんだ風景をどんどん形にしていきました。
そのまま、オリンピックで選手達が努力をして来て、今ここに立っているんだというような感じのテーマで進んでいた所で、楽曲をtasshyとして世に出そうと決めました。学内コンペという縛りがなくなった後、この曲のテーマは別の方向性へと傾くこととなります。それが、tasshyお得意の「応援歌」でした。
今回、時期もあって、対象が10~20代で、新たな場所へ進もうとする人を餞別する歌詞にしようと決めました。例えば、高校・大学を卒業し、就職する、もしくは進学する。
アルバイトを辞めて別のバイトで働くなど、人生に於いての分岐点を経験するにあたり、先への不安が多いことも考えられます。それを少しでも解消した上で、次のステップを踏んでもらいたいというメッセージが歌詞に込められています。
この曲の今までとの違いは、キャリアで初のドラムが生演奏であることです。
ドラムは今回、様々な音楽性に対応したプロと共演経験のあるドラマーによるものです。
今回、私のデモのドラムアレンジにプラス、打ち込みでは実現不可能であっただろう痒い所に手が届くようなアレンジ、そしてグルーブをドラマーさんが加えてくださったことで、よりこの曲の説得力が、次へのステップを踏み出せずにいる人の背中を押せるのでないかと思うほど増しました。
ボーカルは、私が一緒に活動するボーカリストを探すまでの繋ぎとして、ロック系に特化した女性シンガーに依頼いたしました。
ハモリ、コーラスは私tasshyがやってます。
私の歌声を私自身の曲に入れるのは、昨年末に公開した復帰作「ひあうぃーごー! (以下略)」にてエンディング部分を合唱した以来ですね。ちなみに今回、ガッツリ歌ってます。
そのうちラップもやるんじゃないかって気がしてます。
私がメインで歌う曲はもう出ないと思いますが、私の声が私の曲で活躍する機会は多くなると思います。
今、もう1曲世に出したい曲があります。それは、SoundCloudにてデモバージョンが公開されている「School Life」です。
こちらは、青春をテーマにした楽曲にしたいと思っているので、楽曲自体は短いですが、こちらにもご期待ください。